歯科衛生士の渡辺です。
梅の花が咲く季節になりましたね。
私はもっぱら花より団子なので、美味しい食べ物やお酒を家で楽しんでおります🍡
食事をすると、口の中は酸性になり歯の成分が溶け出します。
そこで歯の栄養として、フッ素、リン酸カルシウムという成分を取り込むことにより、歯を強くしていけることをお話ししていきます。
初めに、歯の表面のエナメル質では、常に脱灰と再石灰化が行われています。
再石灰化が強ければ強い歯(健康)になり、脱灰が強ければむし歯になります。
そこでフッ素を利用することで、歯の質を丈夫にし、歯を溶かしてむし歯を作ってしまう酸に対する抵抗力を強くします。
つまりフッ素は、再石灰化の手助けをしてくれるので、むし歯になりにくい歯(健康な歯)を作ることができます。
専門的には、エナメル質は主にハイドロキシアパタイトというリン酸カルシウムの結晶からできていますが、フッ素を取り込んでフルオロアパタイトというものに変化します。
すると、歯を脱灰する酸に対して、抵抗力の強い結晶構造に変わるという訳です。
フッ素含有の歯磨剤や洗口液にプラスして、リン酸カルシウムが含まれているリナメル歯磨剤を使うことにより、むし歯に強い歯を目指していきましょう。