目次

歯科衛生士とは?院内の雰囲気は?
歯のクリーニングとしては珍しい「1時間枠」です
歯磨きは難しいものなので「出来なくて当然」
最近ハマっているものは?
歯が重なって出てきちゃったら、どうする?

【豊田】

歯科衛生士の業務範囲は、法律で決まっています。

P検(歯ぐきの検査をして歯周病がどれくらい進んでいるかを検査します。Pはペリオ「歯周病」の意)、スケーリング(患者さんがブラッシングやフロスで取れなかった汚れを、歯科衛生士が専用の機械を使って取り除くこと)、歯垢(しこう:プラーク)の染め出し、SRP(スケーリング・ルート・プレーニング:歯周病になると見える範囲の歯石だけでなく歯肉の中にも歯石が出来ます。その歯石を取ること)、ポリッシング(歯の研磨)などをやっています。

【渡辺】

はい。「歯肉の中の歯石を取ると歯ぐきの状態が回復していくので、(取ることが)必要ですよ」と患者さんにお話ししています。

【渡辺】

レントゲンを見れば、歯石が付いていれば分かります。

【久保田】

この医院に初めて来たとき「皆さん笑顔が素敵だな、ココなら頑張って働けそうだな」と思いました。

【豊田】

とにかく先生たちが優しいです。

すごく親身になって話を聞いてくれるので働きやすいし、スタッフ同士も相談しやすい環境なので、医院の改善に向けて一丸となれます。

【宇井】

ドクターと衛生士の仕事がちゃんと分かれているので、衛生士は先ほどあげた衛生士業務に専念できます。

歯科助手もスキルが高く、歯周病について患者さんにちゃんと説明することができます。

歯科助手が説明してくれるおかげで、先に歯周病を治療してから虫歯の治療をする「治療の理想の順番の流れ」が出来ていて、私たちもやりやすいです。

患者さんがその説明を聞いて理解した上でご予約いただくので、私たちもそこからつなげられます。

患者さんも助手さんがお話ししたことを覚えていてくださって素晴らしいです!

ですので、とても話がスムースに進みます。

【宇井】

はい、「治療の順番」を先生、歯科衛生士、歯科助手で共有、認識が統一されているので、患者さんが安心して治療に臨むことが出来ると思います。

【宇井】

それをやっているのが入社の決め手でしたね。できている医院はなかなか少ないです。

【渡辺】

私は出産を挟んでブランクがあったので不安でしたが、皆さんが順序だてて教えてくださいました。

法人自体が「手技の練習などのスキルアップは自分の成長の糧になるので、業務時間内でしましょう」と言ってくれるのでやりやすいなと思いました。

また、先生に「子供のお迎えがあるので勤務時間は○○時まででお願いします」という相談もしやすい、子育て中のスタッフにも優しい職場です。

【大木】

みな、割と年齢が近いので仲がいいです。福利厚生で割安なお弁当もありますし、働きやすい職場ですね。

【渡辺】

パートでも有給が付与されますし、皆勤手当があります。

【宇井】

私だけ年が離れていますが、それでも皆ウェルカムという感じはします。(笑)受け入れてくれているので、嬉しいですね。

【豊田】

宇井さんは衛生士歴も長く経験豊富もあるので、分からないことを聞きやすい頼れる先輩です!

多くの医院がメンテナンスの時間は30分枠ですが、当院は1時間を基本として、予約の枠を調整できるので施術する衛生士にとっても身体的にも気持ち的にも負担が少ないです。

【豊田】

(かぶり気味に)全然違います。

時間を普通の2倍取っていて、話したいことを伝えられるので、患者さんにとっても私たち働く側にとってもすごくいいかなと思いました。

【久保田】

土曜はバタバタしがちですが、基本「1時間枠」で取っています。ゆったり時間を設けてもらうので、患者さんと向き合うことは出来ます。

【宇井】

口腔内をいい状態にするには、患者さんとコミュニケーションの時間をそれくらいかけないと難しいです。手前味噌ですが、当院のとてもいいところだと思います。

【渡辺】

30分枠だと明らかに出来ることが少なくなってしまいます。

自身も30分枠の歯のクリーニングをする歯医者さんに行っていましたが、というかほとんどの歯医者さんがそうだと思うんですが、TBIが・・・。

【渡辺】

「Tooth Brushing Instruction(トゥース ブラッシング イントロダクション」(発音よく話していました)つまり、「歯磨き指導」です。

それをやることによって、おうちでの歯磨き(セルフケア)の質を高めていく事ができます。

1時間あれば、しっかりお話ししてやり方(手技:しゅぎ)をお伝えすることが出来ます。

【渡辺】

30分だとそれがほぼない状態です。

歯ぐきの検査をして・・・その方法も1点法、4点法、6点法とあるのですが、だいたい1点法しか出来ないです。

検査後、汚れを染めて確認して「汚れがついているので、取りましょうね」から、スケーリング、ポリッシングをします。

この医院のいいところは、ポリッシングの時の最後の仕上げに「リナメル」といういい研磨剤を使用しています。

これにより歯に良い成分を取り込むことが出来ます、普通は追加料金になる高いものです。

コストが高いのでこれで大丈夫か院長に確認したら「より良い治療で患者さんへの貢献につながることなので大丈夫」とお話ししていました。

※院長の予防に関しての患者さんへのお手紙はこちら

【大木】

30分だと一方的に掃除するだけ、1時間だと毎回染め出しして「ここが残っているからこのように磨いたほうがいいですよ」という知識を患者さんと共有することが出来ます。

それができるので1時間がいいです。

【大木】

ピンクの液で染め出しすると汚れている部分が染まります。

ピンクになった部分をチェックするのですが、それが「50%以上」染まっているとちょっと汚れが多いということです。

その場合、掃除とは別枠で30分のご予約頂いて、染め出して歯磨きレッスンをおススメしています。

その時にご自分の歯ブラシも持ってきていただいて、歯磨きの癖なども併せて拝見して「こんな歯ブラシがいいですよ」などおすすめの歯ブラシなども一緒に検討します。

【大木】

例えば、口が開きづらい場合は、歯ブラシのヘッドの大きさがもう少し小さめがいいですよなどです。

歯磨きレッスンは、歯磨き方法のカウンセリングでもあります。

【渡辺】

自費で1650円です。

【宇井】

「再評価」が必要なので、最低2回です。

「指導」だと患者さんのモチベーションが上がらない・・・モチベーションが上がらないと口腔内はよくなってこないので、1回目で「モチベーションを上げるお話」をさせていただきます。

2回目は再評価で来ていただいて、その時に良くなっているか・・・数値でいうと染め出し下部分が50%以下になっているかを確認します。

レッスンの効果が出ていれば、検診(リコール)だと3か月、短期間で見てほしい人は1~2か月、という選択になります。

【豊田】

染め出しをして色を付け一緒に確認すると、お口の中がキレイに見えている人でも「わあ、こんなについていたのか!」という「気付き」になります。

「気付き」を持って帰って、次回来た時に「あ、ここ前回磨けていなかったけど磨けるようになりましたね!」と一緒に喜びます。

私たちも、嬉しいのです!

【久保田】

歯磨きは難しいものなので出来なくて当然なので、一緒に頑張っていくというイメージです。

自分の歯を隅々まで磨いているつもりでも、磨けてないんです。

だって全部は見えないですから、それは仕方がないことです。

【久保田】

磨けないのが当然です。

【渡辺】

いつもニヤニヤしています。(笑)あと、豆を挽いたら、コーヒーを淹れてくれます!

先生はコーヒー好きで冷凍庫にコーヒー豆がいっぱいあるんですけれど、「先生、コーヒー飲みたい!」というと「準備しておいて」と言われ、「豆、挽きました~!」というと先生がコーヒーを淹れてくれます。

※院長のコーヒーに関するブログはこちら

【豊田】

話しやすい、コミュニケーション取りやすい、いい意味で先生っぽくない、親身に話を聞いてくれる、そんな院長です。

【大木】

猫を飼っています!

【渡辺】

ジャニーズウエストの中間淳太クンが好きです!

ディズニーも好きで、キャストをやっていました!

ここの職場も、私にとってステージです!(笑)

【宇井】

サウナにハマッてます、サウナーです。

【宇井】

あれは髪の毛を守るため物なのです。

サウナは、精神統一の場なので雑念を払うというか修行というか・・・その後のビールは最高です。(笑)

それをすると仕事も次から頑張ろう!となるために週2回行っています、都内の銭湯のサウナがめちゃめちゃクオリティ高いので行きます!

【豊田】

アフタヌーンティーにハマっていて、月に1回は行きます。

都内の六本木などのホテルのアフタヌーンティー、今だとイチゴなのでイチゴのアフタヌーンティーをご褒美にしてお仕事頑張っています!

【久保田】

頭皮マッサージをしています。

美容師さんに「頭皮マッサージをすると髪の毛にいいよ」と言われて・・・私たちが「デンタルフロスをした方がいい」というのと同じくらい言われていて(笑)やっと決心してやるようになりまして、続けたいと思っています。

【大木】

フロスが引っ掛かったら教えてください。

【大木】

歯がくっついているところが虫歯になると、引っかかりやすいです。

詰め物の際(きわ)が虫歯になっていると引っかかるので、その場合は「まあいいか」と思わずに教えてほしいしです。

フロスが引っ掛かったら迷わず、歯医者に来てください!

【久保田】

虫歯以外でも歯がしみることがあります。

歯ブラシの圧が強すぎて、それが原因で歯がしみる・・・歯ブラシでも歯が削れちゃうのですね。

【久保田】

そうじゃない時もありますが、気にしてほしいです。

【豊田】

痛みが出て歯医者行こうと思ったけど、痛みが落ち着くと来なくなっちゃう。

【豊田】

自分の体調・・・免疫が下がったりすると痛み出します。

痛みがなくなっても、原因は治ってないです。

【宇井】

今の話に補足すると、神経が死ぬ時が一番激痛なのです。

神経が死んだあと、痛みが落ち着いてくるんですよ・・・すごく痛くて予約したけど、歯医者を予約した当日になったら痛みがないから歯医者に行かないとなると、感染した状態の歯がお口の中にあるままです。

他の歯にも影響を及ぼすので、来た方が絶対いいです、知っておいてほしいです!!

あとは朝起きた時にあごが痛い、アゴが疲れているときは、顎関節症(がくかんせつしょう)かもしれないので来てほしいです。

【宇井】

出ますね。夜、寝ているときに無意識に食いしばると、アゴだけでなく歯にも負担になり割れたり揺れたりしますので、言ってほしいです。

【渡辺】

お子さんで、大人の歯が生えてきているのに乳歯がまだグラグラして残っている場合も来てほしいです。

大人の歯が乳歯をよけて生えてこようとするので、歯並びがガタガタになっちゃうのです。

「乳歯が抜けてないのに、永久歯が見えた!」という状況になったら早く来て抜いてほしいです。

【渡辺】

「歯が重なって出てきちゃった」という時はすぐに来て乳歯を抜いてもらった方がいいです。

【渡辺】

歯の矯正で時間をかけないためには、ぜひいらしてください。

【豊田】

あと、味が付いているフロスがあります。5つの味があって・・・マンゴ/オレンジ/イチゴ/ブドウ/メロン、大人でもおいしいです!

【宇井】

高級歯磨き粉(笑)、「リナメル」のおうちバージョンです。

【取材後記】

一度、染め出しをしてもらったことがありますが、歯磨きをしていったのにもかかわらず「あら、こんなに残っている」と自分で恥ずかしくなったことがあります。

「恥ずかしいから染め出しをしない」のではなく、「どこが磨きづらいか?=どこを磨けば歯を長く残すことが出来るのか?」という発想になれば、磨き方を知らなきゃ損!と思えます。

何より「磨けていなくて当然」と言ってくださる優しい歯科衛生士さんなら、結果がどう出ても怒られないので、安心して身を委ねられます。

以前、院長先生が歯磨きレッスンを含めた「真の予防」について熱く語っていたことが、確実に積みあがって実践のフェーズに入っています。

また、最新の歯のケアグッズの発掘に余念がなく皆さんがドシドシ紹介してくださったのも印象的でした。

ブログで最新情報発信、また先生はじめスタッフみなさんの趣味嗜好も見られますので話のきっかけになるかもしれません、面白いので是非ご覧ください。→スタッフブログ

継続は力なり、戸田の皆さんのためにこれからもよろしくお願いします!

(インタビュー2024/3)