ラビット歯科は「真の予防」にこだわっていきます!

「真の予防」を掲げるラビット歯科、どのように実現しようとしているのでしょうか?
院長に聞いてみました!

 

院長プチインタビュー

―「真の予防」とは具体的にどういうことですか?

「真の予防」の最初のステップは、歯医者さんに治療ではなく予防で通ってもらう、そのために通いやすい環境にすることです。 通うにしても費用が気になるところですよね。

―はい、主婦は一番そこが気になります。

実は、何年か前までは保険診療では予防への対応が出来なかったんです。 なので、予防部分は保険外(自費)でしたが、今は保険診療のSPTで対応が出来るようになりました。 保険範囲内ですので、患者さんのお金の負担は少なく済みます。

―お財布にやさしいのはとてもありがたいです!通いやすいポイント1ですね。

予防で歯医者さんに来る、つまりむし歯や歯周病が出来ない事が一番良いことじゃないですか? 「むし歯や歯周病(病気)を作らない」をもっと真剣にみんなで目指そうよ、と。

そのためには、まずスタッフを含めた医院全体の意識を変えなければなりません。 その意識が浸透して、ようやく皆が目的を明確にして、目標に向えるようになってきました。 ホームページに理念を掲げてからは最初から自分たちの思いに共感してくれる人が集まるようになり、チーム力が上がってきました。

―チーム医療ですね。ちなみに治療と予防に来る患者さんの割合はどれくらいですか?

僕がラビット歯科に来て14年目なんですけど、初めの頃から定期的に来る人は比較的多くて、6割が治療、4割が定期検診でした。 ただ、最近はドクターが治療する数が減ってきてて・・・治療よりリコール(予防)の割合が増えてきて、6割が定期検診、4割が治療になってきました。

―おお、素晴らしい!みんな歯医者さんに来ても痛い思いはしていない、という事ですね。

美容室に行くような感覚で定期的に来てもらってます。 「定期検診」と言いがちなんですが、あくまでも衛生士が歯の掃除をするのは「定期予防処置」です。 もっと言えば、磨いているだけじゃなく、病気が出来ないための処置なんですよというのは伝えたいですね。

―予防歯科が保険で出来ますよということですね!ちなみに先ほど出た「SPT」とは何でしょうか?

SPT(Supportive Periodontal Therapy:サポーティブペリオドンタルセラピー)とは「歯周病安定期治療」のことです。 数年前から本格的な予防を保険診療内でやれるようになったので、患者さんが「通いやすい予防」につながってます。 PMTCという歯のクリーニングは自費だと安くても5000円くらい、それがSPTだと3600円くらい、しかも、患者さんの来院頻度が1カ月に1回でもOKです。 もっと言えば、キレイにするだけじゃないし、磨きを学びに来てほしいです。

―磨きを学ぶ・・・ですね。確かに(歯の汚れの)染め出しすると歯が真っ赤になってトホホって毎度思います。歯磨きを習う、教えてくれるところってないですよね・・・。

TBIっていうんですけど。

―何ですか?TBIとは?

Tooth Brushing Instruction(トゥース ブラッシング インストラクション)・・・歯磨き指導ですね。 院内の話だけでは伝わらないので、メッセージをこのように手紙にまとめました。

―♪拝啓この手紙~読んで~るあなたは~どこで~何をして~いるのでしょう?みたいな。

いやいや、ちょっと違います。(笑) 来ている患者さんに去年の正月から渡しているお手紙「真の予防」。 患者さんに伝えたくて、作ったものなんです。 正しいブラッシングを身に付けない事には、しょうがない。 来てもらう事も大事なんですけれど、毎日の自宅での歯磨きのスキルを身に付けないことには「真の予防」は達成出来ません。 磨きが完璧に出来てないことを知ってもらって、歯ブラシの当て方、使う器具とかも細かく伝えて、「磨く技術」が向上しないと「綺麗さ」は変わらないのです。

―歯医者さんでクリーニングをやってもらうだけじゃなく、自分の歯磨きのスキルアップをする?

はい、1回の指導じゃ変わらないので、繰り返し伝えます。 歯磨きはその方の長年の癖があって、そう簡単に変われないのです。 やる気を出してくれる人でも次の検診時に完璧か?というと忘れて出来ていない場所がある。 そんなときは「今回はココがよくなりました!じゃあ今度はコチラも頑張りましょう!」と伝え方も工夫してます。 「真の予防」のために、私たちも伝え方を学んで患者さんにより響くような言い方で励ましながら褒めながら変わってもらう必要があるんです。 1カ月に1回の定期検診時に伝えても直らないので、例えば1週間後に来てもらって、OKなら2週間後に来てもらう、いわば歯磨きレッスンです。。 月2回目以降は保険診療の関係上ブラッシング指導で30分1650円掛かりますが、覚えるまで短い間隔で来てもらうと、より学習効果が上がります。

―勉強やピアノと一緒ですね・・・短期集中の方が覚えは早いですか?

「1ヶ月以上空けた場合は復習の効果が見られなかった。」(https://www.toyo.ac.jp/uploaded/attachment/799.pdf)という調査結果もあるので、短期集中のほうがいいんです。 30分歯磨きの仕方だけをレッスンに来ると考えると、なかなか中身の濃いレッスンですよね。 これが子供のうちに習慣になれば、大人になった時の財産になりますよね。

―仕上げ磨き卒業のタイミングに子供が歯磨きをマスターすれば、親も安心して文字通り手放しで喜べますよね。

戸田市も蕨市も中学生までは医療費が掛からないんです。 「歯医者に来てもお金を払わない」というイメージがあるので、あまり踏み込めなかったんですけど、そう言っていたら良い口の状況へと変わらないので、そういう枠を作りました。

―将来の子供の健康を担保できるなら、安いものです。親御さんも投資し甲斐があると思います。

そう考えてもらえるように、テクニックをしっかりマスターしてもらうよう伝えなきゃと思います。 こんなデータがあるんです。

歯の治療ばかりやっている人は、歯科治療に生涯約400万円掛かるというデータがあります。 同じお金を掛けるなら、健康でいるために掛けましょうと。

―痛いときだけ治療した人は400万円!(汗)これだけあれば、何回もハワイに行けます!

この資料は、患者さんの2回目の来院時にココ(カウンセリングルーム)で30分掛けてお見せしています。 何で予防が必要か?をスタッフが患者さんに伝えます。

―先生手作り資料ですか?

はい、伝えたくて!

―診察台で説明されることはあっても、座って話をしてもらったことってないです・・・診察台に乗っただけでも緊張するので、話があまり頭に入ってきません・・・。

診察台で3分くらい話しても、アタマに入らないですよね。 意外とやってみると、患者さんがよく聞いてくださるんです。 来年(2022年)の1月からTBI(歯磨き指導)をもっとハードルを上げて「磨けていないという定義」を知ってもらおうと今動いています。

―「磨けていないという定義」とは具体的には?

「PCR(plaque control record:プラークコントロールレコード)」・・・磨けていない場所、つまり染め出した口全体のパーセンテージで、一般的に20パーセント以下を目指すことが歯科の教科書的なところです。 でも、実際に染め出しをするとそんな人はほぼいなくて50パーセントくらい。 気づいていない汚れている場所がいっぱいあります。 今まで目標は設定していなかったんですけど、来年はまずは磨けていない場所を50パーセント以下にすることを目標にします。

―計測器とかあるんですか?

写真に撮ります。 まずは50パーセントを目指し、20パーセントにステップアップできた人は、3か月に1回出来ていることを再確認してもらえばいいです。 数値目標があれば目指しやすいですよね。 「スタッフが曖昧にしちゃうと、患者さんのためにならないじゃない?」という意識改革です。 患者さん自身にどうしても頑張ってもらう部分があるのですが、衛生士やドクターはそこに寄り添う「トレーナー」や「伴走者」というイメージです。 離脱しそうになったら励ましたり、できたところは褒めながらアドバイスします。 いわば、マラソンのキューちゃんこと高橋尚子さんと小出監督みたいな感じです。 患者さんにもスタッフにも変わってほしいから、コミュニケーションをいっぱい取っていきたいと思ってます。 気軽に話しかけてください、どうぞよろしくお願いいたします。

【取材後記】

実は歯のクリーニングは気持ちがよくて寝てしまうこともあります。 気持ちのいい歯の予防があるのです。 同じお金をかけるんだったら、入れ歯やインプラントでなく、自分の歯を長く持たせる予防に掛けて、おじいちゃんおばあちゃんになっても自分の歯で好きな物が食べられるようにしたいですよね。 また、歯医者さんに行って褒められると嬉しいですよね。 歯磨きマスターになったことを一生の財産にするために、レッスンを受けるという発想がいいなと思いました。