―1年間振り返ってラビット歯科どうでしたか?
去年からのコロナ禍という中でも多くの患者さんが来院されています。
また、より「予防」という事に意識してくれる患者さんが増やせているかなと思います。
コロナの予防はもちろん、口の健康が身体の健康に直結するという意識が浸透してきたと感じた1年でした。
スタッフたちも目標を立てたりしながら、チームとして予防への意識がより高まってきました。
スマイルトゥルー(透明な歯のマウスピース型矯正装置)も徐々に浸透してきているのがいいですね。
16歳の息子もやっています。(「その年齢で大丈夫ですか?」の問いに「咬合(こうごう:奥歯の噛み合わせ)が決まっていればOKです」と院長談)
最初、矯正している本人はあまり興味がなかったのですが、やっていくうちに見た目がキレイになり歯並びが変わるのが嬉しいみたいです。
本人から「もうマウスピースを変える時期だよ」と言ってきます。
矯正の器具は目立たないのに、歯がしっかり動いてきています。
息子は前歯が重なっているだけなので6カ月くらいで終わる予定です。
医院全体として、スタッフさんに助けられたなと。
助手さんは歯科の知識がなく入ってくる人が多いのですが、一生懸命学ぼうとしてくれるので「予約、こうしますか?」とか提案してくれたりして、すごく助けられています。
ハッとするようなことを質問されて「調べておくね」というようなこともありました。
(余談ですが、安藤先生が3年前に根の治療をした患者さんが先日来院され、レントゲンを撮ったら経過もバッチリだったそうで、丁寧で基本に忠実な先生だと感心したと、院長談)
―普段「これは大切にしている!」という事はありますか?
説明をちゃんとしようと思っています。
慣れてくると忘れがちになることもあるので、初心を忘れずに伝え続けようと思います。
患者さんの声にならない思いをくみ取るようにしています。
とくに初めての方は緊張していたり、言いづらかったり、本音が言えない場合があります。
「実はこうじゃないか?」と思って聞いてみると「実はそうなんです」みたいなことが結構あります。
声のトーンや仕草などを意識して、患者さんには確認しながら対応しています。
治療中に疑問が出て「どうだろう?」と思ったところは流さないよう解決するようにしています。
―ラビット歯科のいいところ、改善点は?
いいところは、スタッフのみんなが協力して助けてくれるところ。
先生もすぐ相談に乗ってくれるので、壁を感じませんね。
改善点は院長がアイデアマンなのでいろいろなアイデアを繰り出すのですが、そのスパンが短くて覚えるのが大変ですが、頑張ります(笑)。
いいところは、普通「先生が偉い」となりがちですが、それぞれの立場で意見を言える場を作ってくれているところです。
改善点は、普段から無駄をなくそうと言っているのですが、大掃除をしていたら使ってない材料とか出てきて・・・そういうものをちょっとずつ切り詰めたいです。
(新しい歯科材料が出たりすると買っちゃったりします。(汗)
最近は「買っていい?」って聞くようにしています。(笑)と、院長談)
いいところは、チーム全員の心の矢印が「自分へ」ではなく、患者さんや仲間に向いているところです。目の前の人を思いやって、自発的・主体的に行動できるチームです。
改善点に関しては、材料もそうですが時間も精査して無駄を減らしていきたいなと思っています。
―院長先生はどんな人ですか?
アイデアマンで発想力豊かで面白い、そして人として優しいです。
仕事人間ですね・・・朝一番に来て帰りも何時に帰っているか分からないほどで、お家で寝ているかな?みたいな。(笑)
もともと睡眠時間が短くても平気ですね。
城巡りが趣味で、先月も函館の五稜郭に行ってきました。
あとはサッカー観戦に行きます。
横浜F・マリノスを追って全国に遠征しています。
―自分の治療で目指すところ、どうしていきたいか?
治療というよりも予防・・・予防に勝る治療はない、です。
病気が出来ないことが一番いい、それが究極の歯科治療です。
小さなお子さんからご高齢の方まで幅広い患者さんと触れ合える身近なかかりつけ医が目標です。
もともとホームドクターになりたかったので、さらに精進したいです。
訪問歯科にも出ています。
そこで特に思うのが、何歳になっても自分の歯で食べられるようにいてほしいということです。
ココに通っていた患者さんのところに訪問に行ったりもするんですよ。
「同じ先生が来てくれるので嬉しい」と患者さんにもご家族にも喜んでいただけますし、私もお会いしてお話しするのが楽しみです。
―今の歯科治療の制度について、こうしたらいいなという事はありますか?
ようやく国も予防歯科へ目が向いてきて、保険診療の中にも病気の予防に関する項目が増えてきています。
日本は国民皆保険で、海外に比べたら一定水準の治療を安価に受けられるのですが、ある調査によると国民の3割くらいの人しか歯科にかかっていないようです。
むし歯で穴が開いていたとしても歯科にかかっていないなど、7割の人が歯科にかかる習慣がないので、制度よりも国民の意識を変える必要があると思います。
来院された患者さんには伝えられるけど、それ以外の人に伝えられないことがもどかしいですね。
僕らが関われるのは来院した患者さんだけにはなっちゃいますが、来院された患者さんには情報をお伝えしていきます。
※先生からの愛ある「お手紙」へのリンクはコチラ
根治(こんち:歯の根の治療)です。
重要な治療なのに評価がとても低く、使用する機材に制約があるので再根治してもよくならないことが多いです。
症状があっても外してやり直すことが患者さんにも医院にもメリットにならないことが多いです。
幼稚園とか保育園とか小学校は歯ブラシ指導があるけど、中高生はやっていません。
親の手元から離れる年代は、病院に来るとすごい虫歯になっている子もいるので、歯に対する意識、自分として磨こうという意識が出来る「自分で自分の歯を守る意識と技術」を上げる仕組みがあるといいなと思います。
※歯科医院での歯ブラシ指導は、衛生士が月1回15分まで保険内で出来ます。詳しくはコチラ
―患者さんへメッセージおねがいします。
歯医者の敷居を下げたいです。
定期検診に来て、衛生士と話をしに来てもらう感覚で、歯医者に気軽に来てほしいなと思います。
お口を健康にすることが私たちの仕事ですが、人と人との繋がりも大事にしたいと思います。
これからスマイルトゥルー(透明な歯のマウスピース型矯正装置、詳しくはコチラ)に力を入れるので気軽に相談してほしいです。
息子が治療中なので、細かいアドバイスも出来ると思います。
歯磨き指導だけでなく、食生活も大事なのです。
そういうお話も出来たらいいなと思っています。
インタビュー:2021/12/22