「子供の歯がガタガタなんだけど、矯正したほうがいいのかしら? でも、あの矯正の針金を考えるとちょっと気が進まないかな・・・」
子供も大人もアゴの大きさが食生活や生活習慣の変化によって小さくなり、歯が並びきらなくなってきています。 「アゴが小さくて歯が並びきらない子が多いです。」 という気になる先生の話がありますが、実際はどうなのでしょうか? 先生にプチインタビューをしてみました。
先生プチインタビュー「子供の歯並び、気になってるんです」
―先生、子供の歯並びが気になるのですが、やはりあの針金を付けてやる矯正方法しかないのでしょうか?
今はいろいろな矯正の方法があります。
―なんですか?これは?
これは「プレオルソ」というアゴの大きさを拡げたり、筋肉のバランスを整える装置です。 子供の間は成長を利用してアゴを拡げられます。 歯の矯正でも歯並びを直接動かすのではなく、歯が並ぶスペースを作ってあげる、というイメージです。
―並ぶスペースが足りなくて歯が並びきらないから、ガタガタになるのですね。
そうです。 今、7歳の子が治療しています。 最初「異物を入れるってすごい苦痛だし、慣れないかな?」と思いましたが、1日1時間は入れてたとお母さんは言ってました。
―付け外しが出来るものなんですね。
はい、基本は夜寝ている間に入れます。 最初慣らすのに日中1時間くらい必ずつけてねと渡します。
―えらいですね!大人でも躊躇してしまいそうです。
そうなんです、ちゃんと入れてもらうところが一番難しい。 さらに効率をよくするために、今井先生が提唱している「あいうべ体操」も必ずセットでやります。
―その先生、最近テレビで見ました!発音のトレーニングもするんですね。
プレオルソは、ベロや頬の筋の機能を訓練する道具なんです。 つけたまま喋るトレーニングも、器具を外してやる口の筋トレもあります。 ベロの位置が重要なんですね、ちょっと理解しづらいと思うので私に直接聞いてください。
―続きは医院で!というところですね。
矯正の方法も様々なのですね。
僕らは常に情報を伝えないと、と思っています。 歯並びの問題は、見た目だけじゃない・・・重なっていれば汚れがついちゃうし、体全体のためにお口の環境を整える、その一つの方法が歯の矯正だと思っています。
―この器具は、受け口も治せるんですか?
それもできます。 アゴが小さくて歯が並びきらない子、歯が重なっている子の方が多いですね。 プレオルソはアゴの成長を促すために、邪魔な筋肉を排除します。
―邪魔な筋肉?
口の周り、頬の周りの筋肉は、実はとても多くあるんです。(下記図参照)
余計な力を排除するもの(プレオルソ)があれば、アゴが拡がる・・・バンパーみたいなイメージですね。
―矯正といえば、ラビット歯科はスマイルトゥルー(当該ページへリンク)というマウスピース矯正装置が推しのようですが。
はい、でもそれは18歳以上が適用です。 早くて高校生、7番(親知らずの手前)が上下で噛み合ってないと出来ません。
スマイルトゥルーはただ並べればいいではなく、上下の噛み合わせに負担の出ないようなシステムになっています。 そのために7番がちゃんと出て、奥歯の安定する位置が出来てから、初めて使えます。 並べるのは前歯が中心で、奥歯は動かしません。 理由として、関節の負担を減らすためにアゴの位置を変えないためです。 奥歯の位置が変わるとアゴの負担が変わるので、そこは動かさない。 歯がキレイに並んでるけど咬まない、ではダメなんです。 だから5番までしか動かせない、安全性まで考えているからです。
―噛み合わせまで配慮していますよ!ってことですね。ラビット歯科での矯正は、どなたがやるのですか?
プレオルソとスマイルトゥルーは私(院長)がやります。 ワイヤーの矯正は月1回、専門の先生が来ます。 スマイルトゥルーでは出来ない症例もあるので、その場合でも対応出来るので安心してご相談ください。 健康的な歯並びになることが大事なんです。
インタビュー:2021/11/11