こんなことでお困りですか?

何もしなくても痛い

考えられる主な原因

歯の根(神経)にバイ菌が入っている可能性がある
大きなむし歯が神経に刺激している

治療法

歯の根の治療(根管治療:こんかんちりょう)

むし歯が歯の根(神経)まで進むと、歯の根の治療が必要になります。 根管治療(こんかんちりょう)、略して根治(こんち)と呼ばれとても難しい治療です。 むし歯の部分を取り除き、丁寧に消毒をして、歯の根に詰め物を充填します。 治療には数回(平均3~5回)掛かりますが、1回目の治療がうまくいけば再発の可能性は低くなります。

根を温存して治療する(歯髄温存治療)

むし歯が神経に達していない場合は「歯髄温存治療(しずいおんぞんちりょう)」が出来ます。 むし歯を完全に取り除いた後、薬で神経を保護して仮の「フタ」をします。 神経の上が再石灰化した後に仮のフタを外して、本来のかぶせ物あるいは詰め物をします。 時間は掛かりますが、神経を残すことで歯の寿命を延ばせるというメリットがあります。

※痛みが引かない場合は、根管治療になることもあります。 どちらの治療になるかは、当院の歯科医師がその目でしっかり見て最適な治療法をご提案いたします。

治療前の状態

むし歯が神経に達していない場合は、歯髄温存療法が適用できます。

むし歯の除去

神経に接触しているむし歯の一部を残し、残りのむし歯を完全に除去します。

薬剤注入

神経を保護するために、薬剤を注入します。

仮封

再発を防止するために、削った部分に仮のフタをします。

再石灰化

再石灰化が可能なむし歯部分の象牙質を硬化させます。

リエントリー

数ヵ月後、残っているむし歯を除去します。最終的に被せ物をして治療完了です。

冷たい/熱いものを食べたり飲んだりすると痛い・しみる

考えられる主な原因

むし歯
歯が欠けている
歯が削れた
歯ぐきが下がった/引きしまりが無くなった
食いしばりによる咬耗
咬み合わせの悪さ

治療法

詰め物をする

当院では、さまざまな詰め物の種類をご用意しております。 ご予算とご要望、生活習慣などを伺い、そして実際に詰め物する歯の位置を鑑みて、最適な素材をご提案いたします。 わからないことは、ぜひご質問くださいませ。

歯周病治療

汚れによる腫れで歯ぐきのしまりがなくなると、水や風が歯ぐきに中に入るだけでも、しみます。歯周病の治療はまず、お口の中をキレイする事からはじめます。 歯石や歯垢を取ると歯ぐきが引き締まり、歯の根元の象牙質が露出しなくなります。

マウスピース

寝るときの歯ぎしりなどで歯が削れている場合、マウスピースで歯を保護することが出来ます。 患者様に合ったマウスピースを、オーダーメイドいたします。 型どり後、およそ1週間で出来上がります。(保険適用で約5,000円前後) 根本治療として、咬みあわせ治療が必要な場合もあります。(診断によって別途ご案内いたします。)

咬むと痛い

考えられる主な原因

根の病気で以前に寝の治療をした部分の再発
咬み合わせ
歯ぐきの腫れ

治療法

歯の根の治療

神経を取った後、その中でバイ菌が繁殖していることがあります。 もう一度消毒して、空洞に詰め物をします。

マウスピース

マウスピースを寝る時にはめることで、咬み合わせが改善されます。 一般的なマウスピースよりかなり小さいので、付けた当初は違和感がありますが殆どの方が慣れます。

咬み合わせ治療

個人個人の骨格・筋肉のバランスから理想的かつ機能的な咬み合わせを作ります。 咬み合わせの不具合・アゴの痛みなどを解消していきます。 診査・診断には時間が必要なため、ご予約時にご確認ください。

親しらずが痛い

智歯(親しらず)抜歯の必要性について

親知らずは、一番前の前歯から数えて8番目の歯のことです。 基本的には上下4本あり、18〜25歳頃で生え始めます。 生まれつき親知らずが存在しない方や、骨の中に埋まっていて、そのままずっと生えてこない方もいます。 親知らずの抜歯は、『痛そう』『腫れそう』など、大変と聞いたことがある方も多いかと存じます。 そのため、親知らずを抜歯する基準として以下のような場合があります。

抜歯した方がいいケース

歯ブラシが届きにくく、汚れが溜まりやすいために腫れや痛み(智歯周囲炎)が繰り返し生じている
汚れをうまく除去出来ないため、親知らずやその前の歯がむし歯になっている
前の歯を押して、歯並びが悪くなっている
食べカスや汚れが残り、歯周病が進行したり口臭する
矯正治療において抜歯が望ましい
頬の粘膜や歯ぐきを噛んでしまう
妊娠前に抜歯を行い、妊娠中に術後抗生剤(化膿止め)や抗生剤(痛み止め)を飲まなくてすむように予防的に抜歯したい

抜歯しなくてもいい場合

親知らずが完全にアゴの骨の中に埋まって、痛んだり腫れたりしたことがない
入れ歯やブリッジ(差し歯)の支えとして使っている

下顎水平埋伏智歯抜歯について

口腔内を消毒した後に、局所麻酔や必要に応じて下顎孔伝達麻酔を行います。 歯ぐきにメスにて切開を加えた後に、歯ぐきを骨から剥離し、歯ぐきを翻して、埋まっている親知らずとその周囲の骨を明示します。 埋まっている親知らず、前方の歯や周りの骨に引っかかり、そのまま抜歯することは出来なので、必要な分だけ歯の周りの骨を削り、歯をバラバラにして抜歯を行います。 歯の周りの不良な組織をきれい取り除いた後に骨の形を整え、抜歯した部位を洗浄します。 骨や歯ぐきから出血があった場合は、局所止血剤などを使用し、止血処置を行います。 切開を行った歯肉はもとの位置に戻し縫合します。抜糸の目安は、1週間程度です。 抜歯後は痛みや腫れが生じることがあり、痛みは抜歯当日から3日目まで、腫れは3〜7日目がピークとなり、腫れに伴いお口が開きにくくなったり、食事がしにくくなることがあります。

上顎埋伏智歯抜歯について

口腔内を消毒した後に、局所麻酔や必要に応じて下顎孔伝達麻酔を行います。 歯ぐきにメスにて切開を加えた後に、歯ぐきを骨から剥離し、歯ぐきを翻して、埋まっている親知らずとその周囲の骨を明示します。 歯の頭の周りの骨を除去した後に、抜歯を行います。 歯の周りの不良な組織をきれい取り除いた後に骨の形を整え、抜歯した部位を洗浄します。 骨や歯ぐきから出血があった場合は、局所止血剤などを使用し、止血処置を行います。 切開を行った歯肉はもとの位置に戻し縫合します。抜糸の目安は1週間程度です。 上顎の智歯抜歯は、下顎の智歯抜歯に比較して痛みや腫れは軽度なことが多いです。

抜歯・小手術後の注意点

止血

・ 今咬んでいるガーゼはそのままにして20分たったら捨てて下さい。 ・ 今日はうがいを出来るだけ控えて下さい。強くうがいしたり、うがいをし過ぎると、血がいつまでも止まらなかったり、治癒が遅れることがあります。 ・ 普通1〜2日程度、唾液に少量の血が混じります。特に多量に出血する時は、ガーゼやティッシュを丸めて傷口にあて、20分程度強く咬んで下さい。

痛み

・ 麻酔の効果は1〜2時間ほど続きますが、麻酔がさめて痛みがある時は処方した鎮痛剤(痛み止め)を飲んで下さい。

・ 抗生剤(化膿止め)を全て飲みきって下さい。万一、湿疹や痒みなどの副作用が出るようであれば内服を中止して下さい。

食事

・ 当日より食事は可能ですが、麻酔が効いている間は頬や唇、舌を噛まないように気を付けて下さい。また、硬いもや刺激物は避けて、反対側で食事して下さい。

歯磨き・うがい

・ 歯磨きは手術当日より行って構いませんが、傷口を擦ると痛みが出ることがありますので、強く擦らないようにして下さい。また、歯磨き粉を使用しても構いません。 ・ うがいは強くせず、口に水を含み吐き出す程度にして下さい。

その他禁止事項(手術当日)

入浴や激しい運動、飲酒など血圧が上がることは控えて下さい。