「歯並びが気になるけど、昔からある針金の矯正がいいのか、最近流行りのマウスピース矯正のほうがいいのか分らない」歯の矯正をしたいけど、様々な方法や情報があって悩みに悩んでいる方、多いのでは?
「歯の矯正、どのサイトの何を信じていいのか分らない」
「マウスピース矯正って色々な種類があって、どれがいいのか分らない」
「矯正って本当のところ、一体どうなのだろう?」
分らないことは、実際に治療している患者さんに聞くのが一番です。
「でも、聞ける機会がない」
そんな声にお応えして、当院の患者さんAさん(20代前半男性)にお話を伺いました。
目次
1.矯正を始めたキッカケは?
2.実際にはじめてみて
3.検討中の方にアドバイスをお願いします
4.担当医プチインタビュー
5.取材後記
1.矯正を始めたキッカケは?
―治療中とのことですが、今はどの段階でしょうか?
自分の場合は終了までに14ステップあって、今は7ステップ目です。
―戸田のラビット歯科には、この治療で初めて来ていましたか?かかりつけの歯医者さんでしたか?
初めて来ました。
来たキッカケは、家庭教師をしている生徒さんの親御さんの紹介です。
生徒さんの歯並びが変わってきていることに気が付いて、「矯正しているの?」と聞いたら、「やっている」と。
自分は前歯が出ているのが気になっているんだ、と話をしたら、生徒さんがその話を親御さんにして「こんな治療やっていて、こんな経過なのですよ」と教えてもらいました。
マウスピースの矯正なら目立たないし、あまり痛くもないという話だったので。
―どうして矯正をしたいと思ったのですか?
前歯が気になってしたいと思いました。
小学校低学年の時にワイヤー(針金)で矯正をしたのですが、ワイヤーの端っこが刺さってずっと口内炎があるような状態でした。
―小学校の時の歯の矯正は自分の意思ですか?親御さんの意思ですか?
親もさせたかったと思いますが、半分自分の意思だったと思います。
自分も出っ歯が嫌だと思っていたので親も快諾してくれて・・・いう形だったと思います。
小さい頃は、出っ歯を結構気にしていましたね。
―今、マウスピースしていますか?
しています。
―全然分らないですね!
友人も全然気が付かないですね。治療が終わるのが楽しみです。
―ワイヤーでの歯の矯正はトラウマに近かったのですね。
ワイヤーの矯正は、歯医者さんに行った時にワイヤーを外して締め直したり、とても時間が掛かります。
マウスピースで矯正が出来るというのは知っていたけど、実際にやっている人の話は聞いたことがなかったのでどうかと思っていました。
―マウスピース矯正の種類や価格や、他の医院さんとの比較はしましたか?
してないですね。内容と額面を先に見せてもらって、迷いはありませんでした。
矯正は、100万円近くかかってしまうイメージがあったのですが、これくらいでいいんだと。
2.実際にはじめてみて
―歯並びの変化を、どんなふうに実感していますか?
前は唇に力を入れてないと、前歯が引っかかって口が半開きになっていたんです。
それがなくなって、唇の力を抜いていても口が自然と閉じるようになりました。
―それは何よりです、マウスピースを付けたときの痛みはありますか?
最初の頃(マウスピース3~4枚目)は半日くらい気になっていましたけど、もうないです。
ワイヤーの時の痛みと比べて、頭が痛くなるとか、勉強できなくなるとかという痛みではないです。
ワイヤーの(矯正をしていた)時は、ずっと憂鬱でしたね。
給食の時間・・・カレーがおいしく食べられないのが苦痛でした。(笑)
あと、小学校での歯磨きも大変でした。
―ワイヤーの矯正に比べて、マウスピース矯正は天国ですね。
ワイヤーでの矯正を最後までよく頑張ったって、自分で小学生の時の自分を褒めたいです。(笑)
―マウスピースは何時間装着していますか?寝るときも着けるのですか?着けたまま寝られますか?
ご飯の前後以外はしています、もちろん寝る時もしています。
気にならないで眠れます、快眠です。
慣れると着けているかどうか分からなくなります、勉強している間も着けていることを忘れています。
―マウスピースの手入れはどのようにするのですか?
寝る前に歯ブラシで汚れを落として、タブレットのような洗浄剤で洗浄しています。
日中ご飯を食べるときは水洗い程度です。
―矯正に使うマウスピースをトレイにして、そのまま歯のホワイトニングも出来ると聞いたのですが。
はい、それやりたいですね。
オマケでホワイトニング剤をつけてもらえるみたいで楽しみにしています。
―外食した時、マウスピースを外すタイミングはどうしていますか?
基本的にはお手洗いで外します。
飲み会の時は家で外してから行きます、高いものだから絶対なくせません。(笑)
―飲み物を飲むときは、マウスピースは外しますか?
べたつかないようなものならそのまま飲みます。
ハイボールを家飲みする時はそのままいっちゃいますね。(笑)
コーヒーの時は外します。
―マウスピース矯正を友達に気が付かれたことはありますか?
外すタイミングでしかないです、「あれ、マウスピースやっているの?」って。
逆に近しい友達の中で、マウスピース矯正やっている友人がいて、彼がやっていることを僕は気が付かなかったですね、お互い気付かず、ああ、みたいな。(笑)
マスクのご時世なので気付かれることは少ないです。
マスクをしているタイミングを利用して矯正する人も増えているみたいですね。
―通院の頻度は?マウスピースを渡されるのは何枚ずつですか?
2週間に1回です。
その時その時に上下1枚ずつ交換です。
ちゃんと経過を診てくれて、カウンセリングしてくれて、歯も削ってもらって、次のマウスピース行っていいよ、とチェックしてくれます。
―歯を削るというのは、微調整とはいえ、しみたり痛かったりませんか?不安はないですか?
痛んだりしみたりは全くないです。
多少最初は「削るんだ・・・」と思ったのですけれど、歯の隙間が詰まってくるのを実感していると納得できるかなと。
歯並びが変わると、歯の当たるところが出てくるのです。
歯がキレイに並んできた時のスペースを作るための削りなので、痛くもかゆくもない、むしろ気持ちいい歯間ブラシみたいな感じです。
―なるほど。医院さんの雰囲気はどうですか?
受付の方からして明るいですね。
診察券を忘れても優しいです、怒られないです。(ホントはだめですけどね、、)
3.検討中の方にアドバイスをお願いします
―友達に紹介したいなと思います?
もちろんです!!
―マウスピース矯正をしようかどうか悩んでいる人にアドバイスをお願いします。
マスク時代の今は、チャンスです。
矯正って恥ずかしいものではなくて、羨ましいもの、むしろステイタスになりつつあります。
歯並びがキレイって、育ちがよく見えるじゃないですか?
そういうところに気を遣える人なのだと、すごくプラスなイメージが働きます。
お金や時間が許すならぜひおススメしたいです。
アメリカでは、歯の矯正していることはステイタスなのです。
「マウスピースの矯正やっている」というと「いいなー」って言われます。
男女問わず、矯正は「イヤな物」じゃなくて「ステイタス」に変わってきている。
選択肢がワイヤーの矯正だけでなくなったので、身近になりましたよね。
4.矯正担当医へ治療内容についてプチインタビュー
―患者さんの治療の概要を教えてください。
もともと上の前歯が出ていて、下の歯にガタつきがありました。
上の歯は問題なく動いていますが、下の歯の動きが遅いため2週間着用のところを4週着けてもらい調整をしています。
アタッチメントを外してマウスピースにポッチを付けるなどの方法も用いています。
―今の、矯正の進み具合は?
上は14枚、下は10枚で、7/26現在どちらも7枚目です。
進捗によって途中で軌道修正することが出来るのがスマイルトゥルーの強みです。
―矯正後のシミュレーションは見ることが出来るのですか?
シミュレーションを見ることは出来ます。
―矯正治療の男女比は?
男性はまだ3割くらいですが、増えてきていると思います。
5.取材後記
歯の矯正は高額な治療なので、そもそも始めるのに悩みます。
さらに、マウスピースかワイヤーの矯正かで悩みます。
さらにまた、マウスピース矯正にもいろいろな種類があり迷います。
マウスピース矯正も、医院さんによって進め方の違いがあります。
最初に歯並びをシミュレーションしてゴールに向かって進める方法、ゴールを設定するも途中の進捗具合によって軌道修正できる方法。
また、マウスピースをまとめて渡す医院さん、来院の都度渡す医院さん、それぞれメリットデメリットがあります。
迷うことだらけの歯の矯正ですが、今回取材したAさんはワイヤー矯正の経験もあり、マウスピースとワイヤーの違いもご存じで「そうなのか」と気づくことが多かったです。
「つけたま寝られるのか?」「外食の時どうするか?」細かい疑問が分かると、自分に合う矯正の方法が見つけやすいと思いました。
取材:2022/7/26