こんなことでお困りですか?

歯のぐらつき

考えられる主な原因

歯周病
歯肉炎
咬みあわせが悪い
神経をとった後の痛み

歯周ポケットが4mm以上の人の割合

出典: ▶︎ https://www.jda.or.jp/dental_data/pdf/chapter_02.pdf 歯科口腔疾患の動向日本歯科医師会

治療法

歯周病・歯肉炎治療

歯ぐきからの出血は、歯周病菌と戦っている証拠です。 歯周病菌が歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)に侵入すると、体の免疫システムが炎症を起こして歯周病菌と戦います。 免疫に必要な細胞は血液内にいるので、戦うために血が集まり、腫れや出血を伴います。 そこでせき止められないと、歯を支えている骨(歯槽骨:しそうこつ)が溶かされていきます。 だから歯がグラつくのです。 歯周病や歯肉炎の治療は、まず歯石や歯垢に住んでいる歯周病菌の除去からスタートします。 除去には超音波を使用したり、殺菌剤などを使います。 どの方法にするか?は、個々人に沿ったものをご提案いたしますのでご安心くださいませ。

歯周病ってどんな病気?

歯周病とは、プラーク(歯垢)に潜む歯周病菌によって、歯肉(歯ぐき)が腫れたり、歯を支える骨が痩せてしまう病気です! 歯周病は、人類で最も感染者の多い感染症として、ギネスブックにも載っているほど広まっている病気で、成人の10人中8人がかかっていると言われています。厄介なのは自覚症状がないまま病気が進んで、気づいたときには重症化していることが多いのです。

根の治療

神経を取った後、そこに再度バイ菌が繁殖して痛んでいる事があります。 膿(うみ)が出る、腫れるなどの症状がある場合、レントゲンやCTを撮って状況を診断します。 もう一度、歯の根を治療したところを消毒し、根の部分を充填し、被せ物をします。

噛み合わせを調整する

噛み合わせが合っていないことで、数本の歯のみが強くあたりすぎ、歯がグラつくことがあります。 歯ぎしりや食いしばるときの力は、体重の2倍以上、60キロの人なら120キロ以上掛かると言われています。 歯ぎしりも食いしばりも無意識でしているので、気が付くと咬み合わせが悪い歯がグラついている・・という事もあります。 マウスピースで一時的に咬み合わせを補正する、あるいは全体的に咬み合わせを治療していきます。

どのように歯周病は進行するの?

歯周病は痛みがなくジワジワと進行するため、静かな病「サイレントディジーズ(Silent Disease)」と呼ばれます。 歯がグラグラになって、抜歯をしなければならないというケースも稀ではありません。 歯が抜ける原因の1位は、歯周病です。 そんな歯周病は、下記のように進むのです。
1:健康な歯と歯ぐきです。
2:咬み合わせの力や汚れなどで歯ぐきが炎症を起こし、腫れ、出血が起こり、歯ぐきに汚れがたまりやすくなります。
3:さらに歯垢が溜まり、歯周ポケットが深くなり、歯周病菌が毒素を出して、歯を支えている骨(歯槽骨:しそうこつ)を溶かします。
4.:歯槽骨の破壊が進み、歯がグラつき、膿が出たり口臭がしたりします。
5:歯槽骨が2/3以上破壊されると、歯が抜けます。

知らないと大変!歯周病が怖い4つの「理由」

「歯周病の問題は、口の中だけでしょう?」 いいえ、そうではないのです。 むしろ、口の中の問題以外の方が怖いといっても過言ではありません。 「口の中に歯周病がある=歯周病菌がいる」と、毎日毎食、歯周病菌を飲み込んでいることになります。 さらに、歯ぐきの毛細血管からも歯周病菌は血管内に入り込みます。 血管に入った歯周病菌は、血液を介して全身を駆け巡ります。 そこでどんな事が起きるのでしょうか?

1.血管内で細菌の固まり(プラーク)を作る

歯周病菌の刺激が動脈硬化を促す物質を出し、血管内にプラーク(粥状の沈着物)が出来る事が最近の研究で分かってきています。 そのことが以下疾患の一因になる可能性があります。 狭心症 脳梗塞

2.糖尿病を悪化させる

歯周病菌は、血液の血糖値を抑えるインスリンの働きを邪魔します。 歯周病が改善することで、糖尿病も改善されるという報告もあります。

3.気管を通じて肺に入り、誤嚥性肺炎を引き起こす

今や誤嚥性肺炎は、がん、心疾患に続いて日本人の死因の3位です。 通常、肺に飲み込んだものは入りませんが、加齢により気管と食道の間にあるフタのしまりが悪くなり、肺に少しずつ飲み込んだものが入るようになります。 その中に歯周病菌等のバイ菌が混じり、肺で炎症を起こすことで、肺炎を起こします。

4.低体重児出産・早産

妊婦が歯周病の場合、血液中に入った歯周病菌が胎盤に入ることも、最近の研究でわかってきています。 歯周病菌が女性ホルモンの働きを阻害し、低体重のまま赤ちゃんが産まれたり、早産になる事があります。

歯周病にならないためには「予防」が一番カンタン

歯ブラシでは5割、デンタルフロスを使っても7割しか取れないといわれています。 残念ながら、自分では磨いているつもりでも磨けていないのです。 歯医者さんに定期的に通ってクリーニングしてもらうことで、磨き残しをチェックできます。 患者様一人ひとりの磨き具合を見ながら、歯磨きのプロである歯科衛生士のアドバイスも受けられます。 それと、もうひとつメリットがあります。 もしむし歯や歯周病になっても、早期に発見することができるのです。 早い段階で見つかれば、治療も簡単に済み、費用も時間も節約できます。 何より痛くない治療で終わるのが、最大のメリットです。



定期検診≠健康診断 定期検診=予防処置(治療)です!

定期検診(メンテナンス)には、経過観察や新たなトラブルの早期発見だけでなく、セルフケアだけでは落としきれないプラーク(歯垢)や歯石を除去したあとに、歯面の細かい傷を研磨することで、プラークが付きにくい状態にする予防処置としての意味合いが大きく含まれているのです。
 

最後に

・何かわからなったところや、ご質問はございませんか?

・お口の中で悩んでいることや、不安に思っていることはございませんか?

なんでもお気軽にご相談ください!


私達と一緒に健康で快適なお口の環境を作っていきましょう!!